世紀を超えて受け継がれた、建築技術と安心住宅


1)在来軸組工法とは


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 在来軸組工法は、日本の伝統的な木造の構造で、主要構造部を柱や梁、桁、土台などの木材の軸組で構成する工法です。そして、現在の在来軸組工法は、昔からの伝統を取り入れながら、その時代の変化に対応した様々な改良・合理化を加えてできあがったものです。
 木造住宅には、和風構造と洋風構造がありますが、最近の住宅ではその両者を併用した住宅が増えて来ています。
私たちはその両方をとり入れ、日本の気候・風土に適した木材の材質を生かしつつ、現代に似合った住宅造りを、そして住む人が安心に、健康に暮らせる自然素材を取り込んだ木造住宅を心がけています。

2)在来軸組工法の特徴は


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  • 特徴1
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@ 鉄筋コンクリートや鉄骨構造比べ、材料の自重が小さいので、建物の軽量化に役立つ。
A 木材なので加工しやすく、部屋の間取りにも自由が可能である。
B 日本の気候条件に最適である。
C 移築やリフォーム、解体が容易である。

住む人の自由が利く空間造り

 在来軸組構造は、建物の間取りなど住む人の自由が叶い、自分の好きな空間を造り出せます。
建築基準法により、多少の制限はありますが、広いリビングや、趣味の部屋、屋根裏部屋など、ご家族で相談しながら楽しく家造りができます。
 また、間取りに自由がきくことにより、今後のリフォームも容易に行えます。
子供が大きくなったから子供部屋がほしい、お風呂やトイレ、キッチンなど水回りをきれいにしたいなど、日々の生活の変化に合わせて変えることも可能です。

3)こだわりの構造材 隅梁


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  • 隅梁 1
  • 隅梁 2
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 隅梁とは小屋組構造の一部で、水平上に建物の角から角、もう一方の角から角へ対角線に通っている木材のことです。わかりやすく例えると、筋かいの原理です。
 隅梁があることにより、建物全体のひねりや、揺れなどに効果を発揮します。ちなみにこの隅梁もすべて木組みによる施工構造になっています。

4)木の軽さと強さを活かす木組みとは


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  • 木組み 1
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 五重塔のように千年以上も前の建物が今現在も尚、形を変えずに残っている。このことだけで、木造建築のすごさが伝わってきます。その強さ要因として、木組みの技術があります。
 ですが、ただ組み合わせれば良いと言う物ではありません。木は当然のように1本1本、形も違えば強度も違います。どのように使い、どのように加工し組み合わせれば強く丈夫な建物ができるか。
 また屋根の小屋組や、柱の間隔があいてしまう所は丸太などの大きい構造材を使用したりと、私たちはそこに一番重点をおいて取り組んでおります。

5)日本独特の工法 土壁とは


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 土壁とは、日本の伝統のひとつです。竹でできた小舞下地を、わら縄やしゅろ縄などで編んで荒壁土とわらすを混ぜたものを荒塗りし、土で上塗りする工法です。
 荒塗りの際、粘土状の土とわらを混ぜ合わせるのですが、このとき、わらが腐って出る臭いが強いほど、強く丈夫な壁ができるのです。
 ご承知のように、日本には春夏秋冬といった季節があります。土壁はその四季に応じて、人々の暮らしをより快適にしてくれる要素がたくさんあるのです。
 そのうちの一つに、雨の日などのジメジメした嫌な湿気は土壁が吸ってくれるので、梅雨時期などでも、また防音・脱臭効果や防火性にもすぐれています。そして何より、すべて自然素材を使ってできているので、健康に悪いことは何1つありません。
 土壁といったら、和風建築にしか合わないと思うかもしれませんが、そうではありません。私たちは、洋風住宅にでも土壁を取り入れています。例えば今よく見られるクロス張りの部屋などでは、柱と柱の中で土壁を塗り、その上に下地を造りクロスが貼れるよう施工しています。



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作業場内部

機械設備も充実した綺麗な作業場。
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